芝生の雑学 東京40まいる

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ロボット芝刈り機が大幅値下げ!!これで家庭への普及に拍車がかかるか?

オートモア105の大幅値下げ! ハスクバーナが、日本市場でのロボット芝刈り機の普及に本腰を入れてきました

2018年に日本市場デビューした、家庭用ロボット芝刈り機 オートモア105

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家庭用ロボット芝刈り機オートモア105

2020年中は、設置キットS(設置に必要なワイヤー・コネクターなどが一式揃っている別売りキット)込みでの実売価格帯は、概ね18万円台~22万円台くらいでした

 

なかなか価格が下がらなかった2020年(去年)の怪

最新型のオートモア305が2020年4月に日本市場デビューを果たしますが、なぜか、オートモア105の実売価格は下がらず、最新型とレジェンドモデル(・・・といっても、オートモア105も新しい機種ですが)の価格が、ほぼ同じまま並行するという奇妙な市場が形成されました。その不思議な価格事情については、今年1月に公開したこの動画で詳しく説明しています。(僕は2台とも実際に買いましたから(^^))


www.youtube.com

 

今年に入って、自律的にオートモア105の市場実売価格が下がり始めた

2021年に入って、一部業者がオートモア105の価格を下げ始めました。

安い業者さんだと、15万円を切るくらい。依然20万円前後の価格を継続する業者と混在しているので、買うお店によって値幅が大きい商品となっていたわけです。

 

ついに今回、発売元のハスクバーナ・ゼノアが、希望小売価格を下げました。設置に必要なワイヤー50mやコネクター等付きフルセットで、税込み138,600円(史上最安値、新・希望小売価格)

なんと、今回はパッケージングが変わり、従来は別売りだった設置キットを、 簡易キットセット(ワイヤー 50m, コネクター 5個, ペグ 100本, カプラー 5個)を”付属”させる形でオールインパッケージになっています。

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オートモア105 新パッケージング パンフレット

ワイヤー50mあれば、概ね100㎡未満の庭をカバーします。たとえば我が家の10坪ほどの芝庭でしたらこれで充分(^^)

最新型のオートモア305発売以来、「オープン価格」となっていたオートモア105が、新設定の希望小売価格で大幅に値を下げて再デビュー!というわけです。

www.husqvarna.com

 既に、この新・希望小売価格を下回って売っている小売業者さんもあります。

 

そーいえば、ルンバみたいな家庭用ロボット”掃除機”だって、昔はもの凄く高価でしたよね

20万円近くしていたころは、「たかが掃除機に??」と、一部のイノベーターしか使っていなかった時代がありました。知ってるし、気になるけど現実的に手が出せない。

価格が10万円を割り込んできたころから、アーリーアダプター達が使い始め、価格がどんどん下がり、YouTubeソーシャルメディアでの露出が多くなり、一気に市場浸透したように僕は思います。

ルンバは、今ではモデルによっては2万円~3万円で手に入ります。

・・・我が家にもルンバがあるくらいですから(^^) (ジャパネット見てて衝動買いw)

今では、すっかり家庭用掃除機の選択肢の一つ としてロボット掃除機が定着しています。

ロボット芝刈り機も、これまでは高価であるが故、家庭で導入する人が少なかった。

だから、商品性能や正確な使用感の情報が入りにくく、本当の価値はどうなのか実際のところはワカラナイものだったのではないか?と僕は思います。

これからは、多くのアーリーアダプター達が、「試しに導入してみる」というフェーズに入ってきています。

こうなると、どんどん、実際に使用している人からの情報発信が増えていきます。

僕も、その一人です(^^)

 

今回の価格改定によって、家庭向けモデルロボット芝刈り機の市場浸透が大きく進展する可能性があります。

 

日本のロボット芝刈り機市場も、ハスクバーナ優位の予感

世界トップシェアのハスクバーナロボット芝刈り機。価格さえ安いなら、他のメーカーを選ぶ理由は少ないと思います。

ロボット芝刈り機は、買った後が大切。消耗品の刃や将来的なバッテリーユニットの交換など、メンテナンスサービスの持続性と信頼度は重要です。

かつて、ロボット掃除機ルンバでおなじみiRobot社が、日本円10万円前後のロボット芝刈り機の開発に着手していましたが、この開発は無期延期となってしまいました。

jp.techcrunch.com

圧倒的な世界販売シェアと導入実績がある、ハスクバーナが、10万円ゾーンにせまる価格帯で攻勢をかけてますので、後発がこれに対抗するのは、品質の面でも価格の面でも、相当に難しいのではないか?と思います。

 

さてさて、どーなる?日本のロボット芝刈り機市場

1970年代から続く、日本の家庭の古式ゆかしい「芝刈り」のパラダイムシフトは、すぐソコかもしれません。

21世紀は面白いですね。

ロボット芝刈り機には、手作業ではけっして実現できない、芝の生理的メカニズムに合った素晴らしいメリットがあります。実は美しい芝づくりに適した刈り方なんです。

詳しくは、僕自身が公開しているこの動画で。


www.youtube.com

 

なお、我が家で使っている家庭用最新型モデル オートモア305は、2021年7月31日までの購入なら、バッテリートリマーがフルセットでついてくるキャンペーンを、実施しています。(315も対象です)

www.husqvarna.com

オートモア305か、315を7月31日までに購入するとプレゼントでついてくる、ハスクバーナバッテリートリマ115iLを実際に使っている動画は、こちら

キワギリギリまで刈り取れるので、とても便利です。家庭用なので音も静か。


www.youtube.com

価格が安いオートモア105を選ぶか?

少し高くても、最新機能の305を買って、バッテリートリマーフルセットを手に入れるか?

7月末までは、相当悩むことになりそうですねー。これは嬉しい悩みですよ。

 

オートモア105 と 305の違いについては、僕が念入りにハスクバーナ・ゼノアさんに取材してまとめたこの動画が、現在のところ一番詳しいと思います。

選択に悩んだら、この動画をご覧ください。


www.youtube.com

芝を刈り込む基本性能(カッティングシステム)はどちらも同じ。オートモア105でも充分に(というか、基本的には305と同じ仕上がりに)芝生をキープすることができると思います。

付加機能(特殊な機能)や防水性能については、305が一枚ウワテというわけです。

公式ホームページでの確認のしかたや、取扱説明書の取得方法(ホームページから簡単に取り寄せられます)なども、この動画をご覧いただくとわかります。


 次のYouTube動画か、ライブ配信、ブログ、Twitterでお会いしましょう

では、また!