芝生の雑学 東京40まいる

芝生の手入れに役立つ雑学専門ブログ

芝生の春の準備作業と電動道具評価

春を迎える芝生の枯芝除去に役立つ道具たち

適切な道具選びは、芝生管理の作業負荷を軽減して「時間」を産むとともに、道具の寿命を伸ばし、長い時間軸での費用対効果の向上に繋がります。

一見、贅沢に思える電動道具。買うべき?

実際の使用はこの動画の説明文にあるINDEXから該当作業シーンをご覧ください。 https://www.youtube.com/live/9TGQiUi4z_0?si=UB-XQeC3pi0VDYxZ
実は長い時間軸で考えると、投資相応の効果があります。長く続けるのであれば早期の入手がオススメ。作業負荷を軽減することは作業実施の継続性にも影響し、結果として美しい芝生を長く続けることにもつながります。

1.ロータリー式芝刈り機

なんと言っても、ボーボーに伸びた芝を刈るならこのタイプ。春の枯芝の除去にもってこいの方式です。

左がロータリー式、右がリール式。
ロータリー式は刈払い機の原理で芝を真横から回転刃で刈り飛ばす方式。サッチ除去後などの砂を巻き上げた状態でも安心して使用できます。
この方式は、刃の回転と共に風車を回して風を奥に送り出す方式。
使用のコツは、長い芝(5cm超級)を一気に刈らず、1回あたり2cmくらいずつ分割して刈込髙を下げていくのがオススメ。※一気に長い芝を刈ると詰まります。
サッチ除去などで砂を巻き上げた状態でリール式を使うと刃の損耗が激しくなりますが、ロータリー式なら大丈夫。
替え刃も千円台と、とてもリーズナブル。安心して使い込めます。この京セラLMR2300は超ロングセラーです。刈込み高4cm超をキープする人にはロータリー一択。
長く伸ばした冬の枯芝を除去するにはもっとも適した方式の芝刈り機です。
ただし、低く刈り込んだ時の仕上がりの美しさは、リール式にはかないません。

2.ナイロンワイヤー式刈払機

ボーボーに伸びた芝や、エッジの刈込みを速やかに行うならこの方式

壁にぶつけながら刈込みできるので、エッジの除去が非常にスムーズなのと、芝刈り機では手に負えないボーボーに伸びた芝(10cmクラス)の除去が効率よく行えます。
日常のエッジ処理にも、持っていると作業効率が大幅に改善するアイテム。
他のハイパワー電動工具を使う予定があるなら、バッテリーは初めから大容量を選ぶことをお勧めします。
BLI200Xは価格と性能のバランスでオススメです。

3.大風量バッテリーブロワ

ブロワーは風量と風速が命。選ぶなら強力なものを選びましょう。特にリール式芝刈り機を使用する前に、芝の葉に付着した砂などを吹き飛ばすと、刃の寿命を伸ばすことができます。

こちらもBLI20でも充分作動します。長時間安定して使いたいならBLI200Xバッテリーがオススメです。

4.電動デサッチマシン

これは芝生の美しさにこだわる人には「必須」と言ってもイイアイテムです。芝生のサッチ取り作業は高負荷作業の一つ。手作業だと同じ場所を何度も掻かないと出てきません。とても根気と体力、時間を要する作業です。
「時間と労力を金💰で買う」。もっとも投資効果が高いアイテムのひとつです。

こだわり派は、やはり専用機

家庭向けの「ド定番」は、キンボシLCA260RWです。

収納が極めてコンパクトにもかかわらず、土の中まで掻くことができる優れモノです。フロントキャッチャーなので作業効率がとても良いです。収納時はこんなに小さい。

安心してオススメできる逸品。

コードレスでも本格機がある

ハスクバーナS138i

ハイパワーコードレス機は、ハスクバーナプロショップで扱っています。
saito afro service inc.在庫あり
株式会社 斎藤商会|saito agri service inc.

本体・バッテリー・充電器セット

https://saitoagri.thebase.in/items/83269332

コード式では邪魔になるような広めの土地や電源がない敷地のサッチ取りに重宝します。
標準仕様で根切り刃とサッチング刃がついています。刃の交換は六角ボルト2本脱着するだけの超カンタン仕様。
マキタからも同様の機械がリリースされています(こちらは使ったことがナイのでわかりません。

形状からおそらくHusqvarnaと同等かと思います。
キンボシLCA260RWとの比較では、本体が大きく収納保管場所を選ぶ(物置や倉庫)のと、集草ボックスがリヤにつくタイプなので、着脱時やなにかの拍子に回収したサッチが溢れやすい点。
サッチ除去能力については遜色ありません。どちらを選ぶかは「好み」です。

5.リール式芝刈り機

低刈りの仕上げは、リール式を用いると美しいです。できることなら本番機の他に別途、枯芝除去用機(使い古しのリール式)などを用意しておくと良いと思います。

砂を巻き上げたあとにリール式を使うとどうしても刃の傷みが強くなり寿命を縮めます。
本番機は温存して、2番機を使うのが理想です。

6.目土散布機

手撒きだとどうしてもムラができます。ドロップ式スプレッダーは目土を均一に散布するのに役立ちます。

以上が、我が家で実際に使用している「枯芝除去」に役立つアイテム。ちょっと贅沢な投資ですけど、労力・時間・仕上がり・寿命・継続性の観点でとても有効です。

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