芝生の雑学 東京40まいる

芝生の手入れに役立つ雑学専門ブログ

『土壌微生物の世界』染谷 孝 博士の講習を受講しました

芝生の勉強をしていくうち、菌たちがとても大切な役割を担っていることを知り、2年前から勉強してこの本を読んでいました。この2冊、超オススメです。

土壌微生物と植物の関係がよーくわかる本

樹木って菌が働かないと水を吸えないって知ってました?(^^)

このたび、日本土壌医協会の有資格者研修で、なんと、染谷 孝 博士の1時間半にわたるご講義を受講する機会に恵まれました。

日本土壌医協会 有資格者向け講習

資格は取得してからこそが学び!

有資格者の知見を高め、視覚相応の品格を保つために、さまざまなカリキュラムを享受できる機会に恵まれます。基礎知識を持っている人向けの勉強会なので、その先の話が聞けて充実します(^^)

 

「菌」や「微生物」の話って何が本当なんでしょう?

とても難しくややもすると怪しい世界。それほんと??ってこと多いですよね。

それもそのハズ。菌のうち解明されているのは僅か1%だけ。つまり、99%は解明されていないんだとか。

しかもこれが判明したのは新技術による研究方法が導入されだした1990年代半ばごろ。なんとサイキンではないか!w

それ以前の菌の発見・研究は「培養」してその存在が確認されてきたワケなんですけど、なんと実際は「培養できない菌」の方が圧倒的多数だった!という話のようです。

古くて新しい分野が、微生物研究の世界なんですねー。

 

このブログでご紹介した染谷先生の書籍に詳しく書いてありますので、是非、読んでみてくださいね(^^)

私達は、まさに、菌が解明されていく渦中を生きている

なにしろ未解明があと99%あり、あたらしい研究方法が確立され、ITもありAIも使え・・・これからの時代、急速に解明が進むことは間違いなし。菌の解明が社会や生活を変えるかもしれません。

だからこそ、前提知識として正しい知識を持つと、これからの時代をもっと楽しめると思います。冠タイトルの「人に話したくなる」はダテじゃないです。現に僕がもう語りたくて仕方なくなってますからwww

 

「微生物資材」はホンモノとニセモノが入り混じる玉石混淆時代

先生の書籍の前書きにもあるのですが、「微生物資材」というのは、よくわからないが故、イメージ商法などヤヤ悪意のあるPRに使われたりして一般消費者にはその本質がわかりにくい。

微生物資材の「有菌率」を調査したところ、100%生きているものもあれば、0.2%しか生きていないものもあったそうです。99.8%の菌がいない資材って微生物資材と云うんでしょうか?www 残念ですがそういうモノも売っているのが現在の市場。

買うときは、気をつけましょうね。

効果のない微生物資材のうち、恣意的に悪意があるもの(ダマシ)と、本来は「効果がある」んだけどパッケージ、流通過程で菌が死んでしまうものもあるとの事。

 

パッケージングと出荷、入手後の消費者側の保管方法・使用については、以前からアルム農材さんに聞いていたのでよくわかります(^^)

生きた有効菌をどーやって生きたまま家庭の土まで送り届けるか。というテーマですね。

 

これからの時代、ますます、活用が増えていく微生物資材。正しい基礎知識と商品知識で、有効に活用していきたいですね。

 

本日学んだことは、今後のブログや動画のテーマの中でご紹介していきます。

お楽しみに。

僕のメイン活動、東京40まいる 芝生の雑学も、ぜひ、チャンネル登録をお願いします。

www.youtube.com

次の動画か、YouTubeライブ配信、ブログでお会いしましょう。

では、また!