芝生の雑草対策に悩む人に、除草剤に頼らない雑草克服法の雑学です。末尾に「雑草ハントが面白くなる!」秘策をご紹介してますので、最後までご覧ください。
この季節、庭の芝生の間から毎日ひょっこり顔を出す雑草の新芽
肥料の白い粒が見えますね。まだ、この季節は芝の成長より雑草の生理代謝のほうが圧倒的に早いです。1週間も放置するとあっという間に芝より大きく成長。しっかりとした根を張り、取り除きにくくなります。
芽が出たばかりなら、ホンノひとつまみでヒョイ!
芽が出て1~3日の間なら、充分な根は張っていない
これが、今、抜いたものです。(上の写真と同一の個体)
この根は、幼根(ようこん)といいます
先端部には、根端分裂細胞というのがあって、地表に葉を出したあと急速に根をつくり土を掴みます。それが「とりにくくなる」原因。

まだ、根が一本で土に刺さっているうちに抜いちゃうのがコツ
この一瞬の期間(ほんの数日)が、雑草とりの魔法の時間。ほとんど労力なく、指で一つまみでスルスル雑草新芽を回収できます。
毎日、雨戸を開けたら、芝生に降りて新芽を摘む(その習慣がベスト)
雑草との闘いは、芝密度が濃くなるまで。せいぜいあと1か月
毎朝、ほんの数分、芝生を点検すれば、除草剤を使わずに理想の芝生環境が維持できる。コツコツ毎日、手で抜けば芝生の雑草は確実に抑えられる。
芝生の日照条件や生育条件が悪い環境のお庭の場合は、芝自体にもっともダメージが少ない「毎日手抜き」が一番良い方法だと思います。(手抜きが、一番手抜きじゃないw)
広いお庭は、施肥設計の見直しと除草剤を上手に使う
広いお庭の方は、たいへんですよね。そういう人は、芝生用除草剤を適切なタイミングで上手に使うのが良いと思います。ただし、大切な芝を弱らせないように、更新作業のタイミングや春先の肥料設計(撒くタイミングを遅らせる)などの工夫が必要になります。そのことは3月号で話題になりましたので、こちらをご覧ください。
雑草とり自体を楽しもう!
この季節は、実に様々な種類の雑草の新芽が出てきます。似ているようで違う、雑草の赤ちゃんたち。

雑草の芽生えハンドブックで、何の雑草の新芽か当ててみよう!
雑草学の専門家、浅井元朗先生がまとめた『身近な雑草の芽生えハンドブック』には、芽を出したばかりの草の赤ちゃんの種類の見分け方が、フルカラー写真入りで解説されています。

「今日はどんな赤ちゃんが生えてくるか?」毎日チェックすれば、ポケモンゲットの楽しさ!
昨日まで居なかった新種のタイプが見つかったら、おぉ!!と嬉しくなっちゃいますよ。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭なら、毎朝、一緒に雑草ハントして、新しい種類がでたか? ハンドブック見ながらワクワク楽しむのもイイですね。
判別が難しい場合は、育ててみればイイ
このハンドブックには、雑草が大人になるまでの生育過程の写真も載ってます。雑草の成長は早いので、すぐに、答え合わせができることでしょう。
植木鉢である必要もありません。プリンのカップやペットボトルでも楽しめます。

植物は生命の源 向き合うのはイノチの営みです
そもそも、日本の気候では、殆どの土地は僅か数十年で陰樹の森になります。雑草は、森をつくるためにやってくる先発隊です。役割があって庭にやってくるのです。
興味ある方は、2023年日本芝草学会で発表した、この動画をご覧ください。
「雑草」と「芝生」の関係がよーくわかります。
芝生の密度が濃くなれば雑草は生えることができなくなります。密度濃い芝生をつくるために知っておきたい基礎知識は、こちら。高校生のための講義より。
芝生づくりから、自然の摂理を学ぶ
植物の世界は、イノチの営みそのもの。追究していくと、必ず、生命や地球、そして宇宙にまで関心が広がり続けます。そのくらい、「生きた芝生を知る」って奥深い。
YouTube芝生の雑学 東京40まいるでは、芝生にまつわる、ちょっと面白い雑学を、全国の有識者さんの芝生から発掘して情報発信しています。
興味ある方は、チャンネル登録してくださいね!
次の動画かブログ、ライブ配信でお会いしましょう。
では、また!
2級芝草管理技術者 プラチナグリーンアドバイザー
土づくりマスター 緑の安全管理士
芝生の雑学 東京40まいる





