真夏は絶対に避けたい植物の水切れ
来週はお盆の帰省ラッシュが始まりますね。庭の芝生から離れる人も多くなるでしょう。真夏は芝の水切れに注意しましょう。今ある芝の茎・葉に致命的なダメージを与えてしまうと、今年のピークまでに新しい茎葉に完全に入れ替わることは難しくそのままピークアウトしていくかもしれません。正しい知識で適切に水を与えることは大切。
帰省等での不在時、オーナーに代わって自動散水してくれる便利な「散水タイマー」についてお話します。

タカギ散水タイマー 実売価格8000円~1.2万円程度

ホームセンターPBの散水タイマー 実売価格5千円程度
水切れによって芝が鍛えられることはありません あるのはダメージだけ
真夏の水切れは、芝の身体(根・茎・葉)にとって、ダメージでしかありません。芝の生理代謝に必要なすべての機能は失われ、温度の自己管理もできず過酷な温度に長時間晒され、変形や硬質化により身体の構造(維管束等)にも物理的なダメージを受けます。

そして忘れちゃいけないのが土の過乾燥。芝がしおれるほど乾いてしまった土は、水の連携経路が絶たれ、土の中の有機物や菌糸など、さまざまなものが水を弾いたり吸水性回復に時間がかかり土の中の水の経路を変えてしまいます。・・・ 芝はせっかく効率よく根を配置したのに・・・かわいそうです。
そして、真夏に疲れ果てさせた芝の身体は、秋になると病害への耐性も落ちてしまう。
どうか真夏の間、大切な愛芝を健康体のままピークを迎えさせてあげてください。
「水のやりすぎはイケナイ」は土中の空気管理(呼吸環境維持)の観点で正解です。でも「水切れが芝を鍛える」は明らかな間違いです。
散水タイマーは芝生のペットホテル。
これからの時期、帰省などで仕方なくご家庭の芝生を離れる人は多いと思います。運良く雨が降ってくれればイイのですが・・・晴れ続きだと芝の生命活動にとって危険な状態まで水が不足するかもしれない😅 ペットだったら連れていくか、やむなくペットホテルに預けたりしますよね。我が家は自由の身ですけど😅
オーナー不在時、誰かに散水を頼めない人は、芝生のペットホテル役として散水タイマを活用した自動散水システムが役立ちます。オーナーに代行して散水を担い、芝の正常な生理代謝を継続させるのに役立ちます。
タカギ自動散水タイマー 実売価格8000円程度(スタンダードモデル)
一時的な不在時の水やり代行目的なら、このモデルで充分です。
日常から常時自動散水するなら、雨滴センサーつきモデルが便利
どちらも、本体は同じです。雨滴センサーがついているか、否かの違いだけ。

この右のやつが雨滴センサー部(雨を検知する)
タカギ散水タイマーの良いところは
散水設定の多彩さ。オーナーの勘所に応える散水パターンの設定が可能なのです。
多彩な散水設定 さまざまな植物・季節に対応
散水間隔は、1日2回~7日に1回まで、実に多彩な散水に対応。特にこの「1日に2回」設定は、真夏の芝生にこだわりの散水を実現します。たとえば日の出前の早朝にたっぷりと本散水をして、水を地下に落とし込んでから日中を迎える。過酷な日照と高温で表面が乾ききった夕刻には、軽く短時間散水して芝の茎葉を湿らせる。日の入りまでに余剰水分は乾かす。・・・なんてことも実現できます。
操作部(本体)がセパレート
これが意外と便利!散水タイマーって、一度設置してしまうと、水道の蛇口下なので操作性が良い?とは言えないことも。

特に、夜に設定変更する場合などは視認性が悪いこともあります。本体操作部を簡単に取り外せると、とても便利ですよ。真夏は冷房の効いた部屋でじっくり設定することもできますし。(設定はあっという間におわっちゃいますがw)

安くたって効果は同じ。ホームセンターPBの廉価版散水タイマーを上手に使う
散水って、結局のところ必要なタイミングで必要な量を適切に散水できさえすれば、結果(芝の生理代謝への影響)は同じなんですよね。だからどんな道具だって大丈夫。
僕が秘密基地に導入している散水タイマーは、たしか5000円くらい。

乾電池で動作し、1年くらい電池寿命がもちます。
この廉価版モデルでも、一日1回、何時何分から何分間散水するか?(1分~90分)の設定ができます。機能としてはこういうのでも充分。僕が使っているのは、コメリのPBのものです。
同じものはネット販売してないけど、同様のものはネットにたくさんでてます。
これらは、僕は使ったことがナイので気を付けてくださいね。あくまで例示です。
蛇口の分岐道具
散水タイマーを装備しても、本体で通水することはワンタッチで可能な機種が多いです。もっと直接的に蛇口をひねりたい人は、分蛇口ニップルがオススメ。
タカギ3分水蛇口ニップルGWF11は、とても良いですよ。
我が家では、ツイン散水コントロールにしていますけど、もう一つ通常どおり蛇口が使えるのが良いですね。

出口をどーするか? それはお庭の仕様にあわせて
我が家はオートモアを2基配備しています。だから散水は外から中へ・・・

ガルデナアクアズームは、散水範囲を奥行き・幅ともに調節ができます
だから、庭の二か所、外側から芝生面に向けて散水することでフルカバー。オートモアの邪魔にもなりません。エッジの外ですからね。

日陰経路のホースからの散水はこの位置から。そして、日向側のホースリールを辿るルートの散水は、高い位置から落とします。

こういうコントロールこそがアクアズームの真骨頂ですね。

ホース内の熱い水を芝生にかけても大丈夫なの??
そーなんです。日向のホースリール内の水は、日照を浴びてお湯になってます。これを直接、芝生にかけるのはあまり良いとは言えません。

ホース内の高温水散水による影響について、イケムラ博士が面白い実験をして日本芝草学会の大会で発表されていました。詳細をいうワケにはいきませんが、僕の主観で概略を云うと、高い位置から落とした水滴の温度は少量であれば芝の生育を阻害するレベルではない・・・というものだったと思います。意外にも着地するまでに温度が下がるんですねー
家庭のホースの場合、すぐに冷たい水が出てきますから大丈夫ではないか?と僕は思います。我が家では今回、敢えて灼熱の太陽を浴びたホースからの高所スプリンクラー散水を実験します。(高温散水区と低温散水区、両方同環境で実験です。)どーなるかはお楽しみに!これね。

芝生ベテランの人にとって、新しい気づきの宝庫となること間違いなし
池村博士の本は、家庭園芸芝生ベテランの人にとっては必携だと思います。強くオススメできるバイブル。
僕は昨年、ついにイケムラ博士のお目にかかることができました。嬉しかった!

芝生っていいね!
美しい芝生には必ず、熱い人の人間ドラマがある。雑学 の探求を通じて毎週のように人と人の繋がりの輪が広がっていきます。
これからも熱心なチャンネル登録者さん向けにワクワクする「芝生の雑学」を配信していきます😊
今度の日曜日(8月11日)夜は、21:30頃から東京40まいる秘密基地に集まって、GV部の現役高校生達と「芝生談義」ライブをやります。
チャンネル登録者のみなさんは、ぜひ!YouTubeライブのチャットにお集まりください!
みなさんのご質問に高校生達がその場でお答えします。
次の動画かブログでお会いしましょう!
では、また!
2級芝草管理技術者ゴールドグリーンアドバイザー 公認部活動インストラクター
芝生の雑学 東京40まいる









