スズメノカタビラが出芽していませんか?
この季節、コウライシバがようやく完全休眠に入って茶色くなると、ふと不自然な緑色が目立つようになります。これがスズメノカタビラです。
地面に落ちたスズメノカタビラの種の寿命は意外と短く、概ね1年程度で死滅してしまい、2シーズン目に出芽することは殆どありません。この季節に見られる出芽の多くは2022年シーズンに芝生の土に落ちた種から生えてきています。
まずはスズメノカタビラがどんな生態の植物なのか、理解しましょう
Envuの三好さんの動画がオススメです。
ご覧いただいておわかりのとおり、春の芝生で猛威を振るうスズメノカタビラは、実は、秋から冬にかけて発芽(地面に根を下ろす)し、一部は出芽(葉が出る)して春のが来るのを待っています。
防除するなら、「今」(11月~12月)がひとつの効果的な時期
我が家で今回使用したのは、トリビュートOD。既に出芽してしまったスズメノカタビラを効果的に枯らします。日本芝には殆ど影響が出ない選択制除草剤です。
芝生を観察してみて、既に、この季節、スズメノカタビラの出芽が確認されている方は、お早目に対策してみてはいかがでしょうか。
最も効果的な雑草対策は、「種こぼしをしないこと」です。
しかし、既に(春~夏に)こぼしてしまった場合は、早めの薬剤対処で効果的な駆除をしておくと、春の芝生管理がとても楽になると思います。
芝生の手入れは、常に2~3カ月先の未来を見据えて
今、考えるのは、2月下旬から始まる春の萌芽期です。
家庭園芸芝生愛好家のアタマの中は、すでに春の萌芽期に向かっています。
2か月未来のために「今」できること。それが「今」やるべきことです。
季節の先読み、面白いですね。
東京40まいるYouTubeチャンネルでは、年間を通じた芝生の手入れのポイントを紹介しています。
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では、また!