芝生の雑学 東京40まいる

芝生の手入れに役立つ雑学専門ブログ

農業マガジン『芝の育て方』寄稿しました~芝生の病害はなぜ発生するのか~ 原因と対処法

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家庭の芝生愛好家で「病害」が苦手な人は多いと思います。いわば鬼門です。

病原体の多くは目に見えません。ひとたび病害が発生すると、いったい何をしたらいいのか分からなくなってしまいがち。

心配になって、殺菌剤を大量に撒いてしまったり、根拠なく肥料を投入してみたり、神に縋る思いで根拠のないことをアレコレやってしまったりする人もいるでしょう。
うまく当たれば病害がおさまることもあるけど、逆に悪化させてしまうこともあります。

芝生づくりの入門書、ロングランベストセラー『趣味の園芸「芝生」』では、病害が発生しても基本的に放置を推奨しています。それだけ、素人が適切に対処することは難しく、下手に処置するくらいなら、自然のチカラに任せておいたほうがマシ・・・ということなのでしょう。


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この本は、初心者はもちろん、芝生づくりに自信があるベテランの方も読んだほうが良い「究極のレシピ」です。「書いていないことの意味」がわかるようなら、ベテランの域だと思います。この本が云っていることは、実はとてつもなく深いのです。

 

僕が、日本芝草学会に入会したきっかけは、「プロの専門家の人たちは病害をどう対処しているのか?」を知りたかったからです。

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プロのコース管理の人たちは、謎の症状が見つかると、検体を採取して検査に出し、培養して顕微鏡などで特徴を確認し、何の菌がどのように作用しているのかを調べたりします。

しかし、それでも原因がすべて特定できるわけではなく「原因不明」という結果になることがあります。その場合は仮説・検証を繰り返しながら、徐々に不明の範囲を狭めていって効果的な対処法、適合する薬剤を見つけ出していきます。

 

そんなことを学んでいるうちに、「家庭の芝生」の管理は、実はとても簡単で、最終的にはすべてのことを掌握できる特殊環境なんだ・・・と考えるようになりました。

「プロだからできる」「素人だからできない」 のではなく、

家庭の芝生だからこそ「できる」があります。

僕が育てている我が家のコウライシバは、あることに気づいてからは、この2年間、病害はまったく発生していません。

この度、アルム農材さんの『農業マガジン』に、家庭芝生の病害の考え方と対処方法について、寄稿させていただきました。

芝生の病害がよくわからない人向けに、できる限り平易な言葉で表現しました。

お読みいただくと、「病害とは何か?」「殺菌剤は何なのか?」「芝の病気を治すには何をしなきゃいけないのか?」が、おわかりいただけると思います。

このリンクから、記事をご覧ください。

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芝用バイオスティミュラント

寄稿文の末尾でご紹介しているバイオスティミュラントについて、ここにまとめておきます。安易に化学資材(化学農薬・化学資材)に頼らず、植物自体の本来のチカラを利用して強い作物をつくる。

そうすることで「長期軸で持続可能な土づくり」を目指そうという取り組みです。

安全であると共に、土壌の生態や仕組みを壊さず、むしろ正常に利用して良い土をつくる・保つという、根本への取り組みです。

芝生に適応する効果のあるバイオスティミュラント資材は、遙か30年前から開発されています。しかし、やっと今、時代が追い付いて「求める」ようになったのです。

アルムグリーン

この手の天然系資材は、効能がわからないものが多いですが、アルムグリーンは、農林水産省の「農薬登録」を30年も前に取得している、本物の「漢方農薬」です。


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アルム顆粒

土壌改良剤である珪藻土焼成粒に、漢方生薬の原液などを浸透させた資材です。コアリングのコア穴に目砂と共にまぜて使います。


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Dr.トリコ菌

リゾクトニアなどの芝生に害がある病原体の住処を積極的に奪って抑制してくれる働きがある、トリコデルマ菌を高濃度で含んだ資材です。菌を以て菌を制す。

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次の動画か、ライブ、ブログでお会いしましょう。

では、また!