芝生の雑学 東京40まいる

芝生の手入れに役立つ雑学専門ブログ

雑草スギナ(つくし)の怖さがよーくわかる動画 庭に根付かせると根絶が困難な理由はコレです

スギナの本体は地下30~60㎝

芝生づくりで最も気を付けたい雑草は、根茎・根塊で増殖するタイプ。中でもスギナは本体の深度が深く、芝生の下の土壌に完全に根付いてしまったらその根絶は困難です。

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スギナを見つけたらスグ吸収移行型の茎葉処理剤で根まで枯らす

本体は地下にあるので、地表部だけ取り除いてもダメです。もし、敷地内に生えたら、小さな芽でも根まで完全に取り除くか、吸収移行型の茎葉処理剤(ラウンドアップなど)を使って根が深く広がらないうちに「根まで枯らす」のが鉄則。

スギナの地下がどうなっているか?がよーくわかる動画

農研機構さんが、新作動画でスギナの地下を観察して生態を詳しく解説した動画を公開しています。この動画をご覧になると「スギナの本体」の事実がよーくわかります。


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こんなバケモノと闘っていたのか・・・ とwww

スギナが芝生の地下に完全に根付いてしまったら?

芝生の場合、ラウンドアップなどを芝につかないように、スギナの葉・茎にハケ塗りで対処するしかありません。その効果は地表部や地下茎の浅いところを枯らして「一時的に」足踏みさせるだけなので、時間の経過と共に、次のシーズンには必ずまた生えてきます。

芝生をキープしながら、根付いたスギナを完全根絶するのは、極めて困難。

それであれば「生えてくるもの」と考えて、対処そのものも楽しんでしまうのが良いと思います。とにかく、完全に根付いてしまったらながーい付き合いです。

植物は太陽の光からエネルギー源を生成します。見つけ次第除去しつづければ、いつかは衰退するのですが・・・これが人間と雑草の生命力との根気比べになります。

スギナだって一生懸命生きているので、仕方のないこと。

根茎を持たない「スズメノカタビラ」だって、いくら駆除しても必ず、また生えてくる。コレと同じです。割り切りも大切(^^;)

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芝に混じって生えてくるスズメノカタビラは種子繁殖

欧米のゴルフ場管理では、グリーンにスズメノカタビラ(ポワナ)が混ざっていることが多く、「うちのグリーンはベントとポワナの混種さ♪」なんて云うそうです。

「完全駆除」「均質性」にこだわるのは、もしかしたら日本人の国民性なのかもしれませんね。

「雑草は生えてくるもの」と割り切って考えれば、地中から生えてくるスギナであろうが、種から強烈に生えてくるスズメノカタビラだろうが、同じことです。

だって、生えてくるんですものw

地上に着地したばかりのスギナ新芽なら根まで完全駆除できる

運よく、庭の地下がスギナで占領されていない人は、とにかく「スギナを根付かせない」ことです。地表に着地して生えたばかりのスギナはこんな姿をしています。古い動画ですがご覧ください。

11:00あたりからが、我が家に珍しく生えてきたスギナの話題


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僕のイメージでは、スギナはホラー「富江アンリミテッド」

切断されてもバラバラにされても、かならず復元する怖さは、まるで「富江アンリミテッド」ホラー映画の世界です。この動画、ホラー作家伊藤潤二さんファンのuzumakiさんが反応してくれた懐かしいものであります。ほんと懐かしい・・・

※予告編だけど激コワ注意!

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