YouTubeで「家庭の芝生」専門チャンネルを運営している東京40まいると申します。
3月に入ると、そろそろ関東以南を中心に、お庭の芝生(高麗芝などの暖地型芝)が一斉に新芽を出す「萌芽期」を迎える地域が多くなると思います。芝が新しい芽を出すこの季節、芝の体の中ではいったい何が起こっているのでしょうか?
芝の命のメカニズムを知れば、お庭の芝生鑑賞は一層楽しくなる
芝生の植物生理学、ちょっとだけ学んでみませんか?
芝は植物、生きています。動画シリーズ『家庭の芝生づくり講座』では、なるべく簡単な言葉で、芝の生命の仕組み(春の萌芽)を順をおって解説しています。
芝のイノチの仕組みがわかれば、人間がいつ、どんな手入れをしてあげると芝が喜ぶのかがわかります。のびやかに育った芝は、真夏に素晴らしい緑の絨毯を形成します。
そのスタートは、まさに「今」です。
冬の間、枯れていた芝は、どうやって目覚めるの?
春の萌芽のエネルギーは、じつは昨年の秋に太陽の光で生産した「糖」です。
昨年の9月から11月にかけて、芝は生長ペースを落としながらも緑でありつづけたのは、この春の萌芽のための炭水化物の「備蓄」のため。
地温が上がってくると、芝は春の訪れを感じ、根が酸素呼吸をはじめてこの「備蓄した糖」を燃やしてエネルギーに変換。身体の各器官を起動して細胞分裂を始めます。
それが春の萌芽です。
この季節、人間がやるべきことは何?
芝が目覚める前に終えておくべきこと、芝が目覚めてからやるほうが良いことを分類しています。大切なのは「なぜ、そう考えるのか?」。
理由がわかれば芝生づくりはもっと面白くなります。
芝が目覚めてしまった現在、「芝焼き」や新芽を取り除いてしまう「低刈り」は最適期を過ぎてしまったので、多くのお庭にオススメできる時期ではありません。
だから次に続く家庭の芝生づくり講座 第3回 休眠末期が適期 冬枯れ芝の除去と効能・芝焼きの話など 家庭の芝生づくり講座 - YouTube
は飛ばして004にいきます。
3月~6月が適期。芝生の「更新作業」の考え方と実施時期の判断
芝生の「更新」という言葉は知っていても、具体的に何のことをさすのか、正確に説明できる人は意外と少ないと思います。この動画では「更新」とは何か?を理解することで、ご自身の庭ではいつ、どういう手段をとるのが良いのかを考えられるようになり、「更新」と「張り替え」の判断がわかりやすくなると思います。
「東京から40マイル離れた田舎暮らし」がチャンネル名の由来
僕は、東京オリンピックをきっかけに「テレワーク時代が必ず来る!」と見込んで、2017年に東京から40マイル離れた千葉県外房に引っ越し、長距離通勤とリモート在宅勤務のハイブリッドの「働き方」を選択しました。海が近く、昼ご飯に新鮮な魚介類や野菜を食べられるのがこの地域で働く喜び。
現実は想像をはるかに超え、コロナ禍をきっかけに社会構造そのものが変革しちゃいましたね(^^;) 結果オーライw
この家は、僕が住む前の5年間、前オーナーのセカンドハウスだったので、庭の芝生は意外と荒れていて、コケと病害の嵐が待っていました。娘が小さかったので強烈な農薬は使いたくない。芝生の生理学をとことん勉強し抜いて少しずつ改善を進める。
その模様を動画で配信しているのが「東京40まいる」です。
インタビューの内容をアルム農材さんが記事にしてくれました。
お庭をお持ちのみなさん、いっしょに芝生づくりを楽しみませんか?
芝は生きている緑の絨毯。適切に手入れした芝生は、季節の移り変わりを何倍も感じさせてくれます。デジタル社会基盤の浸透で、あらゆる情報・サービスのスピードが高速化!大変革の渦中です。
芝生づくりはスローな趣味 季節を何倍も楽しめます
こういう時代だからこそ「人間らしさ」を取り戻すために「緑の植物とじっくり向き合う」スローな趣味が、有効なリフレッシュになると思うのです。芝生の生育は年単位。1年また1年と長い時の流れの中で植物とじっくり向き合う趣味です。
人間とは本来、そういう生き物だったハズですよね(^^;) スローが「非日常」になってしまった世の中・・・幸せか否かにかかわらず、これからもどんどん進んでいきます。
芝は人間が焦ってもしょうがない。芝をよーく観察して、どうしたがっているのか?人間は芝のスローペースに合わせてちょっと未来を予測して、ちょっと手助けしてあげるだけ。芝の命について、ほんの少しの基礎的な知識があれば、芝の心はわかるようになっていきます。
「若い芽を摘む」「根が深い」「隣の芝は青い」「根本」「枝葉末節」「根も葉もない」「蒔かぬ種は生えぬ」・・・
植物にまつわることわざや、故事はたくさんありますよね。芝の世話をしながら「あっ、このことか!」と気づくこともしばしばw(失礼しました)
スローペースな思考も、週に1回くらいはイイもんですよ。
芝は張った直後から常に新しい細胞と入れ替わり続けます。
適切に手入れした芝庭は、新鮮な芝で形成されているので何年経っても清潔です。
せっかくのマイホーム。生きた芝と共に季節を過ごし、家族と共にたくさんの思い出を芝生と共につくりませんか?
メインの活動は、YouTube「東京40まいる 芝生のマイホーム」で配信しています。チャンネル登録をお願いします!
動画やライブ配信を通じて、視聴者のみなさんとコミュニケーションをとりながら季節の移り変わりと共に、芝生づくりを楽しんでいます。
動画制作の裏話や最新事情、ライブの告知はTwitterで発信
今年もたくさんの芝生愛好家のみなさんとの新たな出会いがあることを楽しみにしています。
次の動画かブログ、YouTubeライブでお会いしましょう。
では、また!