芝生の雑学 東京40まいる

芝生の手入れに役立つ雑学専門ブログ

芝生専用に設計開発されたホンモノのサッチ取りレーキの実力

このたび、我が家の庭で、実際に使用する機会を与えていただいたので、レビューしたいと思います。

日本の芝刈り機メーカーのキンボシが、芝生のサッチ取り専用に設計開発したレーキ 

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芝生のサッチ取り専用設計のレーキ キンボシ製

比較対象は、我が家でこれまで使用してきた、ホームセンターで売っている汎用の(芝生専用ではない)レーキ。ステンレス熊手です。

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従来から使っている汎用品のステンレス熊手

正直なところ、このステンレス熊手でも、ぐんぐんサッチがとれるので「これで充分」だと思っておりました。今回は、芝生専用設計の製品(キンボシ)が、汎用のレーキと何がちがうのか?が、ポイントだと思います。

キンボシ芝生専用レーキの値段は、汎用品レーキ+1000円くらい。芝生専用設計ながら、意外とリーズナブルです

 

 どちらもサッチがとれるけど、芝生サッチ専用品は、取れ方が違う

一般的な汎用品レーキ

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汎用品レーキで取ったサッチ

一般的な汎用品レーキでサッチングすると、地面の土にレーキの先を食い込ませて、目土・目砂ごと地表に掻き出すようなサッチの取れ方になります。

キンボシ 4010芝生のサッチ取り専用レーキ

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キンボシ芝生のサッチ取り専用レーキ

キンボシのサッチ取り専用レーキでは、カリカカリカリと、芝の根本付近からサッチを剥がし取るように、浮き上がってくるので、あまり目土・目砂が浮き上がらず、サッチと弱った老朽芝だけがとれてくる感じです。

同じ場所、同じときに比べてこの違い

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キンボシ芝生専用レーキ(左)と一般の汎用品レーキ(右)

 ここで使った、キンボシ芝生のサッチ取り(小)8本爪タイプは、駐車場スペース2台分くらいの広さまでの芝生用。芝生に座ってじーっくりとサッチとりする人や、スポット処理用にオススメです。とても良くとれます。

強敵、大きいほうのレーキも比較してみます

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伸縮式ポールの大きいタイプ 12本爪

ここで対決相手となる汎用品のステンレス熊手は、僕が以前に動画でご紹介したことがあります。これ、意外とイケてるので強敵ですw


www.youtube.com

汎用品レーキでのサッチ取りは、「土の中を掻く」なのです。

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なかなかイケてる、汎用ステンレス熊手

でも、僕が見込んだだけあって、汎用品ながらこのステンレス熊手、なかなかイケてるでしょ?(^^)

キンボシ芝生のサッチ取りレーキ(伸縮式)12本爪は、カリカリとスライドでサッチを剥がす

これに対して、キンボシ 芝生のサッチ取りレーキ(伸縮式)12本爪は、芝の根本からカリカリとサッチを剥がす」です。

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キンボシ 芝生のサッチ取りレーキ(伸縮式)12本爪

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比較結果はこんな感じです

大きいタイプ(12本爪)のキンボシ芝生のサッチ取りレーキ

こちらのタイプは、立って作業する人向き。少し大きめの庭を全面サッチングするときなどは、こちらのタイプがオススメ。 

 ただし、大きいほう(赤)には、使い方にコツがある(気づきました!)

 はじめて長いほうのレーキ(4036)を使ったときに、「あれ?小さいほうのレーキ(4010)ほど、サッチがとれない??」と思ったのです。

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左が大きい4036 右が小さい4010

 原因は、芝生への入射角

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長いレーキは、使うとき、入射角を鋭角にしないほうがガンガンとれます。

長いほうのキンボシ芝生専用レーキ(画像奥の赤)は、柄が長いので、柄の部分を高くあげて作業すると、先端部のレーキ刃が芝に鋭角に入ってしまって、空振りしたりひっかかったりしやすくなります。

柄を伸ばして使うときは、柄は腰のあたりで低く、水平にスライド

作業時に意識すべきはレーキの先端部分です。低い位置で水平にロングストロークでスライドさせると、効率よく広い面積のサッチを掻き出すことができます。

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大きい伸縮ポールタイプの4036

そうすれば、短いレーキ(4010 黒8本爪)と同じように、小気味よくカリカリ広い面積のサッチが浮き上がります。

くれぐれも、柄を高い位置で持って、先端部の角度を鋭角にしすぎないように注意してくださいね。(※ Amazonレビューの一部の人の酷評は、そういう間違った使い方だからじゃないかな??と僕は思います。)

このレーキは、水平に水平に、スムーズにスライドさせて使うと、本来の能力を発揮しますよ。

使用感は動画のほうが伝わりやすい

この動画をご覧いただくと、サッチの取れ方が視覚と聴覚でわかります。とても小気味よくカリカリとれるのが特徴です(^^)ぜひ、ご覧あれ。


www.youtube.com

 この動画での4036(赤)の使い方でも、まだ、立ってます。「もう少し寝かしてスライドしたほうがイイ」と、撮影後に気づきました。ご参考まで。

日本のメーカーが芝生愛好家のためにつくった「芝生専用設計」の道具

おそらく、芝生専用品をつくるよりも、汎用品をつくって広くホームセンター売り出したほうが購買の母集団が多くて儲かるんじゃないか?と僕は思います。

キンボシさんは、家庭用芝刈り機メーカーだから「芝生用」の開発にこだわる。

僕たち芝生愛好家にとって、とても貴重なお取組み。ありがたい企業さんです。

みんなで応援していきましょうね!

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ホームセンターでは唯一、ジョイフル本田が店舗で現物を取り扱いしてます

お近くに、ジョイ本がある方は、行ってみたら意外と簡単に手に入るかもしれません。補足の情報でした(^^)

  

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